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ポケカでしばらく遊ぶと、誰もが考えることでしょう。
『ネットに溢れているようなテンプレデッキじゃなく、自分で考えたオリジナルのデッキを作りたい!』と。
筆者も長年さまざまなカードゲームをプレイしてきましたが、カードゲームの一番の面白さはデッキ構築にあると思っています。
自分だけのオリジナルのデッキを作れるようになれば、今まで以上にポケモンカードを楽しむことができるはず。
ですが初心者がいきなりオリジナルのデッキを作るのはかなり難しく、デッキを作ったとしてもなかなか勝てないことも多いでしょう。
そこで、ポケカ初心者向けにオリジナルデッキの作り方とコツを徹底解説していきます。
デッキ構築の際の重要なポイントもまとめていますので、ぜひオリジナルのデッキ作りに挑戦してみてください!
- 活躍させたいポケモンを選ぶ
- 汎用カードを入れる
- 活躍させたいポケモンと相性の良いカードを入れる
- エネルギーの採用枚数を決める
- 各カードの採用枚数を調節する
▼ポケカ環境デッキレシピはこちら
①活躍させたいポケモンを選ぶ
まずはデッキで活躍させたいポケモンを1匹選びましょう。
せっかくオリジナルのデッキを作るわけなので、あなたが好きなポケモンを選ぶのが良いと思います。
今回は例として、筆者が好きな『リザードンVSTAR』を主役としたデッキを作ってみますね。
主役として活躍させたいポケモンを選んだら、そのポケモンがどんな特性やワザを持っているのか深く観察し、強みと弱みを把握していきます。
主役となるポケモンの強みを考える
最も重要なのが、主役となるポケモンの強みをしっかり把握することです。
『強みを活かせるようなデッキ構築=そのポケモンが活躍できる』わけですからね。
例えば、「ばくれつファイヤー」は自身にダメカンが乗っていれば最大230ダメージを与えられるワザ。
つまりダメカンが乗っている状態こそ、この『リザードンVSTAR』は真価を発揮できるポケモンと言えます。
なので、意図的に自身のポケモンにダメカンを乗せられるカードと相性が良いということが分かりますね。
また、VSTARパワーの「スターブレイズ」は対戦中に1回しか使えませんが、320ダメージと非常に高く一撃性能に優れているポケモンです。
320ダメージは相手のポケモンVMAXも一撃で倒せるほどのダメージ量なので、是非とも気絶させたときにサイドを多く取れるポケモンVMAXに使用したいワザですね。
そのため、相手のベンチにいるポケモンVMAXをバトル場に引きずり出せる『ボスの指令』と相性が良いでしょう。
主役となるポケモンの弱みを考える
強みを考えると同時に、そのポケモンの弱い部分も探してみましょう。
弱い部分も上手く他のカードで補えれば、より主役となるポケモンが活躍できるシーンが増えますよ。
『リザードンVSTAR』の場合だと、ワザを使うためのエネルギーが最低3個は必要です。
ワザを使うまでに準備に時間がかかってしまうというのが一番の欠点でしょう。
そのため、エネ加速手段や序盤に活躍できる他のポケモンカードを採用することで、『リザードンVSTAR』の弱みを補えるでしょう。
②汎用カードを入れる
ポケカでは多くのデッキに採用されるほど汎用性の高いカードが多く存在します。
例えば、
- 山札からたねポケモン1枚を手札に加えられる『クイックボール』等のサーチカード
- 手札を全てトラッシュして山札から7枚引ける『博士の研究』等のドローカード
などですね。
特に『博士の研究』のようなドロー系サポートカードは8~10枚を目安に採用することをおすすめします。
その他『クイックボール』は4枚、『ポケモンいれかえ』は2~3枚入れておくのが良いでしょう。
細かい採用枚数の調整はあとで行っていきますので、とりあえずざっと汎用カードをデッキに入れてみてください。
ポケカの汎用カードは以下の記事にまとめていますので、一度目を通しておくと良いですね。
>>ポケカ初心者向けのおすすめ汎用カードを完全網羅【最新版】
リザードンVSTARデッキでは、とりあえず以下の汎用カードを採用してみます。
- クイックボール【サーチ】
- 博士の研究【ドロー】
- マリィ【ドロー】
- ボスの指令
- ポケモンいれかえ
- クロバットV【ドロー】
③活躍させたいポケモンと相性の良いカードを入れる
残りのデッキ枠に採用するカードを選んでいきます。
その際に採用候補となるのは、
- 主役となるポケモンと相性の良いカード
- 「主役となるポケモンと相性の良いカード」と相性の良いカード
から探していくと、スムーズに採用カードが見つけられますよ。
主役となるポケモンと相性の良いカード
最初の主役となるポケモンの強みと弱みを考えましたが、ここでそれが活きてきます。
強みと弱みを把握することで「長所を活かせるカード」と「短所を補うカード」が明確になります。
そんな主役のポケモンと相性の良いカードを探してみましょう。
『リザードンVSTAR』の場合は自身にダメカンが乗っていればダメージがアップするワザを持っています。
意図的にダメカンを乗せられるカードを採用すれば、その強みを最大限発揮することができそうですね。
そこで、ポケカ公式サイトの「カード検索機能」を使って、自身のポケモンにダメカンを乗せるカードを探してみます。
何枚か候補が見つかりましたが、自身にダメカンを乗せられるカードとして『マグマの滝壺』を採用してみます。
意図的に『リザードンVSTAR』にダメカンを乗せられるうえに、ワザの準備に時間がかかるという欠点を補えるエネ加速まで兼ね備えているカード。
『マグマの滝壺』が場に出ていれば、『リザードンVSTAR』が毎ターン230ダメージを与えることができるようになりますね。
ただ『マグマの滝壺』が引けないと辛いので、山札から『マグマの滝壺』を手札に加えられるカードも合わせて採用していきましょう。
今回は『マグマの滝壺』をサーチするカードとして『キバナ』を採用してみます。
自分のトラッシュから基本エネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。その後、自分の山札から好きなカードを1枚選び、手札に加える。そして山札を切る。
山札から好きなカードを手札に加えられるうえに、同じくエネ加速効果も持っています。
『リザードンVSTAR』の欠点である要求エネの多さも補えるので、相性が良さそうですね。
『キバナ』は前の相手の番に自分のポケモンが気絶していないと使えない条件を持っていて、使える場面が非常に限定的です。
そこで、好きなタイミングで『キバナ』をサーチできる『ネオラントV』も採用してみましょう。
『ネオラントV』自身は『クイックボール』で簡単にサーチができるので、自分のポケモンが気絶させられたタイミングで『キバナ』が使いやすくなりますね。
さらに、『リザードンVSTAR』の要求エネが多いという欠点を補うために、序盤を代わりに耐えしのいでくれるポケモンも採用しておきましょう。
今回は序盤を耐えしのいでくれるポケモンとして『エンテイV』と『ファイアローV』を採用してみます。
『エンテイV』は2エネで高いダメージが期待できるうえに、バトル場にいれば毎ターン1枚ドローできる優秀なポケモン。
『ファイアローV』は1エネで『博士の研究』と似た効果を持つワザが使えます。先攻1ターン目から使用できるのも良いですね。
さらに、弱点が『リザードンVSTAR』と異なっている点と逃げエネが0という点も使い勝手の良いポケモンです。
「主役となるポケモンと相性の良いカード」と相性の良いカード
デッキに採用するカードとして「主役となるポケモンと相性の良いカード」と相性の良いカードを探してみるのも大事です。
広い視野で採用カードを選んでいくことで、デッキにさまざまなシナジー(コンボ)を形成していくことができますよ。
例えば、『リザードンVSTAR』と相性の良いカードとして『マグマの滝壺』を選びましたので、その『マグマの滝壺』と相性の良いカードを探してみます。
『マグマの滝壺』は自分のトラッシュに炎エネルギーがないと使うことができません。
なので、炎エネルギーをトラッシュに送る手段があれば安定して『マグマの滝壺』が使えそうですね。
現在採用しているなかで炎エネルギーをトラッシュに送れるカードとして『博士の研究』と『クイックボール』が挙げられますが、もう少し採用してみても良いかもしれません。
そこで、手札からコストとして炎エネルギーをトラッシュできる『ハイパーボール』を入れてみましょう。
自分の山札からポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
コストとして手札の炎エネルギーをトラッシュしつつ、山札から好きなポケモンを手札に加えられるグッズカードです。
サーチカードが増えたことで、よりデッキの安定感が増しましたね。
現在ポケモンVばかり採用しているので、相手が「ポケモンVからワザのダメージを受けない効果」を持つポケモンを出されたとき用に非Vポケモンのアタッカーも採用しておきましょう。
非Vポケモンとして『かがやくヒードラン』と『ファイヤー』を採用します。
これらのポケモンは『リザードンVSTAR』同様に、自身にダメカンが乗っていればワザのダメージが増加するワザを持っています。
『マグマの滝壺』と非常に相性の良いカードなので、これらのポケモンも合わせて採用しておきましょう。
④エネルギーの採用枚数を決める
最後にエネルギーの採用枚数を決めていきます。
初心者が悩みがちなのが「デッキにエネルギーを何枚入れれば良いのか」というところですよね。
あくまでも持論ですが、筆者の場合はデッキのエネルギー採用枚数は、とりあえず以下の方法で決めています。
- 主役ポケモンのワザに必要なエネルギー数×バトル場に出す回数
- 主役ポケモンが逃げるために必要なエネルギー数
- サイド落ちした場合の予備にプラス2枚
あくまでもデッキの仮組み状態での話で、何度かデッキを回してみて細かい枚数を調整する必要はあります。
主役ポケモンのワザに必要なエネルギー数×バトル場に出す回数
例えば『リザードンVSTAR』の場合だと、気絶した場合に取られるサイドの枚数は2枚です。
サイドは6枚取られると負けなので、少なくとも『リザードンVSTAR』は3回バトル場に出して戦ってもらう必要があります。
また、『リザードンVSTAR』のワザを使うためのエネルギーは基本3個必要です。
「ワザに必要なエネルギー数(3個)×バトル場に出す回数(3回)」なので、少なくとも9枚は必要というわけです。
主役ポケモンが逃げるために必要なエネルギー数
実際に対戦してみると、バトル場のポケモンをベンチに逃がさないといけないシーンも出てきます。
主役のポケモンを逃がすために必要なエネルギー分も別途デッキに採用しておきたいところ。
『リザードンVSTAR』の逃げるために必要なエネルギーは2個なので、追加でエネルギーを2枚採用しておきます。
サイド落ちした場合の予備にプラス2枚
最悪の場合、エネルギーがサイド落ちしてしまうこともあります。
その場合にエネルギーが足りなくなることは避けたいので、予備として追加で2枚ほど採用しておきます。
⑤各カードの採用枚数を調節する
ここまでで「リザードンVSTARデッキ」の大まかな輪郭が出来てきました。
こうして見てみると、デッキの方針が分かりやすくなりますね。
そして最後の仕上げとして採用枚数等の微調整を行っていきます。
そのやり方というのが、このデッキを使って何度も繰り返し対戦してみることです。
1人ではできないことなので、友人にお願いして対戦をしてもらいましょう。
実際に作ってみたデッキで対戦してみると、いろんな気付きが得られます。
例えば、手札にきても使う機会の少なかったカードは採用枚数を減らしたりデッキから外したりする候補です。
または「あのカードがあればもっと良い動きができる」と思ったカードはデッキに採用する候補というわけですね。
このように何度も対戦してデッキを調整していくことで、より完成度の高いデッキに仕上がっていきます。
実際に対戦してもらった友人から意見やアドバイスをもらうのも有用ですよ。
自分視点だけでなく対戦相手の視点からの意見は非常に貴重ですからね。